01結論と役立つ場面
PCを単独で充電する時間と、スマホもつなぐ時間を分けて考える
ホテルの机でPCを使い、夜はスマホやイヤホンも充電したい。A2688は、そんな人のコンセントと充電器をまとめる候補です。USB-Cを一つだけ使うときの100Wと、複数台をつないだときの出力は変わります。
選び方の判断:PCが必要とする電力を、実際に使うポートの配分で満たせる人に向きます。PCとスマホの2台なら上側USB-Cと下側USB-Cを使う、というように接続先まで決めると選びやすくなります。
対象はA2688(日本公式掲載型番A2688N42)です。名称の似たPrime Wall Charger A2343の出力表と混ぜていません。
出典:Anker:Prime Charger A2688 の仕様・出力表(2026-09-22確認)
公式資料を基にした購入ガイドです。充電時間、温度、電池容量、転送速度の実測や使用感の採点は行っていません。価格は掲載せず、用途と確認できた仕様から選び方を説明します。
02メリット3つ
1.PCだけの時間はUSB-C単独で最大100W
公式情報:USB-C1、USB-C2は、それぞれ単独利用で最大100Wです。USB-A単独は最大22.5Wです。
出典:Anker:Prime Charger A2688 の仕様・出力表(2026-09-22確認) / Anker:A2688 クイックスタートガイド(PDF)(2026-09-22確認)
選び方の判断:100WまでのUSB PD入力に対応するPCを単独で充電したい場面の候補です。使うPCが65Wまでなら100Wを受け取るわけではなく、PC側の上限に従います。
2.USB-CとUSB-Aの充電用品をまとめられる
公式情報:USB-C×2とUSB-A×1を備えます。2つのUSB-Cを同時使用する場合の公表配分は65W+35Wです。
出典:Anker:Prime Charger A2688 の仕様・出力表(2026-09-22確認)
選び方の判断:PCを上側USB-C、スマホを下側USB-Cへつなぐ構成を考えられます。USB-Aケーブルの小型機器も使うなら、そのまま持ち物を整理できます。ただし3台目を足すと下側の配分が変わります。
3.携帯時の大きさを具体的に比較できる
公式情報:本体は約68×45×29mm、約168gで、折りたたみ式プラグを採用します。ケーブルは別売です。
出典:Anker:Prime Charger A2688 の仕様・出力表(2026-09-22確認)
選び方の判断:PC用とスマホ用の充電器を一つにする人は、必要なケーブル込みの重さで比べましょう。168gの本体にまとめても、壁の差込口を隣のプラグと共用できるかは別の確認点です。
03デメリット・互換性・購入前の注意点
3ポート時は合計89W。100Wずつではない
| 使うポート | 配分 | 合計上限 |
|---|---|---|
| USB-C1のみ/USB-C2のみ | 使用するUSB-Cが100W | 100W |
| USB-Aのみ | USB-Aが22.5W | 22.5W |
| USB-C1+USB-C2 | 65W+35W | 100W |
| USB-C1+USB-A | 65W+22.5W | 87.5W(配分の和) |
| USB-C2+USB-A | 2ポートで24Wを共有 | 24W |
| 3ポート | C1が65W、C2とAで24Wを共有 | 89W |
出典:Anker:Prime Charger A2688 の仕様・出力表(2026-09-22確認) / Anker:A2688 クイックスタートガイド(PDF)(2026-09-22確認)
C1はUSB-Aから最も遠い上側USB-Cです。メーカーはノートPCを上側へ接続するよう案内しています。表は充電器の上限で、接続した機器が常にその値で充電される意味ではありません。
端末・ケーブル・温度の3条件をそろえる
- PCがUSB PDでの充電を受け付けることと、必要な電力を確認する。独自端子のPCを変換だけで使えるとは判断しない
- 100Wを利用するUSB-Cケーブルは100W以上・5A対応品を用意する。60W対応ケーブルを挟めば100Wにはならない
- スマホ独自の急速充電やPPSの最大速度は、端末の指定条件を別途確認する。USB-Cという形だけでは保証されない
公式情報:説明書では高温時に出力を調整することが案内されています。
出典:Anker:A2688 クイックスタートガイド(PDF)(2026-09-22確認)
選び方の判断:高負荷のPCとスマホを同時に使う人は、PCへの65Wで足りるかを先に確認してください。最大W数だけで純正電源の代わりにできるとは限りません。
04同じ用途の製品との比較
既存のAnker 735から何が変わるか
| 項目 | A2688:Prime 100W | A2668:735 GaNPrime 65W |
|---|---|---|
| USB-C単独の上限 | 100W | 65W |
| USB-C×2の同時利用 | 65W+35W | 合計最大65W |
| 下側USB-C+USB-A | 合計最大24W | 合計最大24W |
| 重量 | 約168g | 約132g |
| ケーブル | 別売 | 別売 |
出典:Anker:Prime Charger A2688 の仕様・出力表(2026-09-22確認) / Anker:735 Charger(GaNPrime 65W)A2668(2026-09-22確認)
選び方の判断:PC単独で65Wを超える給電や、PCとスマホに65W+35Wを振り分ける必要があればA2688の出力が判断材料です。手持ちの735で充電が足りるなら、重くなるA2688へ替える理由は薄くなります。下側USB-CとUSB-Aだけを使う場合は両機とも合計24Wで、買い替えによる改善は期待できません。
05使い始める3手順とFAQ
1.普段同時につなぐ機器を書き出す
PC、スマホ、小型機器の正式型番と充電条件を調べます。PCが作業中に必要とする電源の仕様と、USB-Cケーブルの定格を確認します。
2.PCを上側へ、残りを配分表に合わせる
PC用に上側USB-Cを確保します。100Wを使うときはUSB-C一つだけ、PCとUSB-Cスマホなら65W+35Wの組み合わせとして準備します。空いているポートへ追加する前に表を見直してください。
3.単独と同時接続をそれぞれ確かめる
各機器が単独で充電できることを確認し、普段の同時利用へ進みます。PCに低出力の電源警告が出ないか、作業中に電池が減り続けないかを確認しましょう。充電表示が点くだけで必要電力を満たしたとは判断しません。
よくある質問
3台つなぐと合計100Wですか?
3ポート同時は合計最大89Wです。上側USB-Cが65W、下側USB-CとUSB-Aが合計24Wを共有します。
スマホにも100Wが流れますか?
スマホが受け取れる規格と電力の範囲で充電します。100Wは対応機器をUSB-Cへ単独接続した場合の上限です。
A1340を170Wで充電できますか?
A2688の合計上限は100Wなので、この充電器だけではA1340への合計170W入力を満たせません。
コンセントなしで使えますか?
充電器なのでコンセントが必要です。電源のない場所へ持ち出す目的なら、モバイルバッテリーを別に検討します。
06向いている人と買い替えなくてよい場合
向いている人
- 対応PCを単独100W、またはPCとスマホを65W+35Wで充電したい人
- USB-Aも使い、接続するポートを決めて充電器をまとめたい人
向いていない人
- PC2台へ同時に各100Wが必要な人
- 3台接続中も下側USB-Cで35W以上を使いたい人
今の充電器を使い続けてよい場合
純正電源や手持ちの65W充電器で、作業中の電池残量と持ち運びに困っていなければ継続利用で構いません。まずケーブルや接続順を見直し、実際に足りない組み合わせが分かってから選びましょう。